Macアドレスってなに?IPアドレスとは違うの?

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Macアドレスってなに?IPアドレスとは違うの?

MACアドレス(Media Access Controlアドレス)は、ネットワークインターフェースカード(NIC)に割り当てられる固有の識別子で、コンピューターネットワーク上の通信において、各ノードを一意に識別するために使用されます。MACアドレスは、通常、16進数の6つの2桁の数字で表され、例えば「00:11:22:33:44:55」といった形式になります。MACアドレスは、データリンク層において、フレームの宛先を決定するために使用されます。

MACアドレスは、製造元によって割り当てられ、ネットワーク上の機器に永続的に割り当てられます。そのため、ネットワーク上のどの場所からでも、同じMACアドレスを持つ機器を識別することができます。ただし、MACアドレスはネットワーク内の機器を特定するためのものであり、インターネット上で通信する際には、IPアドレスを使用します。

MacアドレスとIPアドレスの違いはなに?

IPアドレスとMACアドレスは、ネットワークに接続されたコンピューターの識別に使用されるアドレスですが、異なる役割を持っています。

IPアドレスは、インターネットプロトコル(IP)に基づくネットワークにおける一意の識別子で、データが送信される宛先を特定するために使用されます。IPアドレスは、通常、4つの数値で構成されるドット区切りの形式で表されます。例えば、192.168.0.1のように表されます。

一方、MACアドレスは、ネットワークインターフェイスカード(NIC)に固有に割り当てられる一意の識別子です。MACアドレスは、データリンク層で使用され、ネットワーク上で通信を行うために、各コンピューターが自分の識別子を持っていることを確認するために使用されます。MACアドレスは、通常、16進数で表され、xx:xx:xx:xx:xx:xxのように6つの2桁の数字で表されます。

簡単に言えば、IPアドレスはデータの送信先を特定するために使用されるアドレスで、インターネット上で通信する際に必要です。一方、MACアドレスは、コンピューターの識別子であり、ネットワーク上で通信を行うために必要なアドレスです。

このようにMacアドレスとIPアドレスには違いがあります。 ちなみにMacアドレスは必ずしも世界に一つだけの番号とは限りません。要は同じデータリンク内に同じMacアドレスがなければ問題ありません。

監修者

戸田 啓介

家電量販店や携帯ショップでのインターネット回線や携帯電話の販売を経て現在はITパスポート、基本情報技術者の資格をもつエンジニアです。

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